テックブログとは?というタイトルになってしまったが、末尾に技術というワードがついていれば何でも書いて良いルールにした。
唐突だが、人はどこまで行っても(大小に個人差はあるが)承認欲求というものからは逃れられず、そしてそれは足かせにもエンジンにもなりうるなというのを最近改めて感じた。自分自身、人並みに承認欲求は強い方ではあるが上手く付き合えてる方でもあるとも思うので、つらつら書いてみる。
エンジンになる承認欲求と足かせになる承認欲求
承認欲求がエンジンになっている姿は「〇〇(上司/同僚/顧客/社会 etc..)に認められるためにもっと頑張る」という形で、想像しやすいように思う。
一方で自分が思う承認欲求が足かせになっているパターンは、受動型とアグレッシブ型みたいなものがあって、
| 受動型 | アグレッシブ型 |
|---|---|
| ・できないやつだと思われたくないので知らないことを知らないと言えない ・周りの目が気になり、素直に人を頼れない ・ベクトルが常に組織のゴールや他人でなく自分がどう見られるかに向いている | ・議論を前に進めることよりも自分を認めてもらうことを優先した発言をする ・自分がわかってることを指摘されたら相手の話を遮ってでも、自分がわかっている旨を伝える ・他意ない発言に対しても攻撃された感覚を持ってしまい、過度に反応する |
みたいな形で、周りから自分がどう映るかという1点が行動指針になり、視野狭窄に陥っている状態だと思う。
こうなると周囲からしても非常にマネジメントやサポートもしづらく、当人的にも無駄にストレスを抱えながら成長速度も減速してしまうという良くないサイクルに入ってしまうので、個人的には最優先で解決すべき状態だと考えている。
承認欲求をエンジンに転嫁するには
組織的に解決するなら、一昔前に流行った心理的安全性の確保みたいな話になるのだと思うが、正直あまり信用してない詳しくないので個人レベルの話をになるが、そもそも承認欲求自体をなくすというのは非現実的なアプローチだと思う。
現実的には承認欲求を適度なサイズにとどめて自分を突き動かすエンジンの1つとして活用しながら、上手く付き合っていくくらいの温度感が丁度良さそうだと思うので、そのために心がけていることを書いてみる。
① 他者が自分にそんなに興味ないことを自覚する
「〇〇について知らない・できない」と思われることを極端に避けたがる人がいるが、「〇〇さん(他者)が△△について知らない・できない」という事象について、風呂に入りながら思い出すことは絶対ないと思う。人は想像以上に他人のことを考えてないし意識もしておらず、自分のことで精一杯だ。
承認欲求に振り回されてる人は特に、自分のことや見られ方について考えることに忙しいと思うので、他人の頭の中も自分と同じような感じだったら?と考えるとイメージしやすいと思う(急にトゲがある言い方になってしまった)
人の最大の関心事は自分自身であるということを定期的にでも思い出せると、必死にセルフイメージを守らないといけないという呪縛から少しは解放されるのではないだろうか。
何かを知らない・できないと言うのが怖くなったら、「自分は先週、誰が何を知らなかったかを覚えているか?」と一度問い直してみてもいいかもしれない。
② 大きな目標で小さな承認欲求を打ち消す
自分が社会人になる直前、渋谷のゲーム会社でインターンをしていたのだが、とにかくできるヤツだと思われたいあまり、わからないことを素直にわからないと言えない典型的な未熟者だった。多分、なんかイケてそうな感じの兄ちゃん姉ちゃんが多かったので自分もイケてるヤツだとと認識されたかったんだと思う。
本格的に社会人として働くにあたり、このままじゃ小粒な人生で終わるなと危機感を覚え考えついたのが、自分の承認欲求を事前にコントロールする方法だった。
自分の場合はとにかく大きな目標を人前で掲げるようにして、前向きに成長しアウトプットを出し続けなければ「宣言しておきながら達成できないやつ」だと思われるリスクを人工的に生み出した。
その結果、自分の目線がより高次の目標に切り替わったことでそれまで恐れていた「できないやつだと思われるリスク」が自分の中で相対的に小さくなり、人を頼れるようにもなり自然と行動指針も承認欲求から目標達成にシフトしていったような気がする。
ビッグマウスで後戻りできない状況を作るみたいな方法はさすがに荒療治だが、要は自分がどんな状況でどのような感情になるのかを分析して、先回りして旗を立てておくのがコツだと思う。
自分を動かしたい方向に動かすために意図的に宣言するというのは、特に承認欲求が強い人には有効なアプローチなので是非試してもらいたい。
③ 主語を転換して他人の脳の状態を想像してみる
ドン・キホーテの安田会長の本を読んでいると「主語の転換」というワードがよくでてくるが、これが本当にどこでも使える汎用的なフレームワークだと感じている。
冒頭に上げた受動型・アグレッシブ型の行動を取っている人を見かけたら、相手がどのような思考回路で今の言動を取っているかを相手の立場に立って考えてみると、それが反面教師となって自分の日々の言動を顧みることができる。
性格があまり良くないアプローチだが、正しい方向に進むためには瞬間的に湧き出る感情と自分が取るべき理想の行動をうまく分離する必要があって、そのためにメタ認知力みたいなものを鍛えるのがすごく大事だと思っている。非常に難易度高いとは思うけど。
終わりに
承認欲求が強いというのはハンデになりやすい要因ではあるが、上手く付き合えば人よりも突き動かすエンジンを余分に搭載できているとも捉えられるので、ハンドルの使い方をうまく覚えさえすれば人よりも遠くにいける要因にもなるし全然良いことだと思う。
あと謎にずっと車で例えたけど、自分が車に詳しければもっと気が効いた例えができた気がするのと、いま思うと車で例える必要もなかった気もする。